8月の大雨被害について

2022年8月初旬、藤崎町を含む津軽地方は記録的な大雨の被害を受けました。

特に8/3、9と2回の集中した雨により 岩木川、平川の増水で

周囲のりんご園にも水が流れ込んで多くの木が浸かりました。

木が泥をかぶってしまうダメージに加え、水に当たったりんごが腐り、落ちます。

また、木に残ってもぬかるみのために 農薬をかけに入ることができず、

全滅となるところもあります。

一方で、支援の輪は広がり、行政も人々も協力して 支援、清掃作業を行っていますが、

なかなか復興への道は容易ではありません。

それでも、9月にはりんご農家の体験プログラムが開催されるなど、 前向きに進んでいます。

【イベントのご案内はこちら】

唐牛苹果園では、直接的な浸水などの被害はなかったものの、

地元の水防団活動に専念したため1週間園地に行くことができず、

結果、果実に陽を当てて色づきをよくする「着色管理作業」に大きな遅れが発生しました。

（りんごの実を回したり、葉を取って日当たりを良くしたり、

枝に支柱を入れたり吊ったりといろいろな作業があります）

「つがる」「野村つがる」などは収穫時期も迫るなか、

着色管理ができないまま熟していくという大変困った状態です。

それでも、なんとか解決すべく、毎日の作業を頑張っています。

近年、各地で自然災害は生じていますが、遠い場所であるほど

地元の声を聞く機会はあまりないかもしれません。

当園を知っていただいたことも何かのご縁と、 今後もご注目いただければ幸いです。