いつも私のりんごや加工品をご購入いただいている皆様。お世話になっております。唐牛苹果園の園長、唐牛冬仁です。2023年のりんごにおける状況を説明させていただきます。
★こちらの記事の内容は、動画でもご覧いただけます。園長インタビュー形式でお楽しみください。
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上記資料に見られるとおり、
近年の温暖化により、りんごの展葉、開花はここ最近早まっております。昨年も平年と比べて展葉、開花は早かったですが、今年は昨年よりも早く、一部の品種では統計を取り始めてから最も早い展葉を迎えた品種もありました。
要因としては、青森県における3月4月の記録的高温が挙げられると思われます。
藤崎町のお隣弘前市では、3月19日に積雪ゼロになりました。
【Web東奥】青森県内、春めく1日/弘前で積雪ゼロ
当農園では、サンふじの展葉1週間頃を目途にその年初の農薬を散布するのが通例となっております。平年ですと4月下旬ころに散布を開始し、その後は10日~15日に1度のペースで農薬を散布しておりますが、今年は展葉が早かったため、やむなく4月中旬に1回目の農薬を散布しました。
その後、4月下旬に数日間の低温により生育は多少ブレーキがかかりましたが、それでもりんごの開花、満開は平年より10日以上早まりました。
5月に入り、GW中は風が強い日が続きました。こういった時は不受精花【カラマツ】が出やすい傾向がありますが、今年については不受精花は発生しましたが許容範囲内で終わりました。
5月25日現在のりんごの生育状況です。
これは「つがる」です。
ジョナゴールド(左)・王林(右)です。
これも王林です。
一部の品種ですが、生育順で行くと
本来であれば中心の実と側の実は
中心の実が大きいのが普通です。
しかし、これは何故か側の実の方が大きいです。
シナノゴールド(左)サンふじ(右)です。
さいごにクイズです。
「この実を割ると、すでに種がある」
〇か×か?
正解は……〇です!
これからもりんごの成長を楽しみにお待ちください。
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